ミラクルブサイク変身物語 ~沖縄ヒッチハイクシリーズ~
『沖縄ヒッチハイク17』
シスターたちとお話をしている間に、このおしゃれなシスターハウスに2~3日といわず、当分居候してもいいという話になった。
ただし・・・条件あり
(何お?やっぱり金か??)
その条件は・・・
教会で開いている集会に通うこと
なんだぁ~そんなことだったら、楽勝楽勝!よろしくおねがいしまぁ~す!
(実はこの集会というのがほぼ毎日あり、しかも1日4時間もあるとは知らなかった・・・)
とりあえず、当分の間はシスターハウスでお世話になることになった。ありがたや~
ヒッチハイクの旅に出てから、久しぶりの布団だ~
といってもゴザとタオルケットだったけど、ありがたや~
沖縄に着いて初日にしてシスターに拾われて寝床を確保できただなんて・・・
まじでラッキーすぎる!!
神様ってほんとにいるのかな?
シスターたちの優しさに包まれたおかげでそのまんまグッスリと眠りについていった・・・
そして翌日・・・
目が覚めたら、シスターたちはすでに起きてパタパタと忙しそうにしていた。
「奈美さ~んおはよぉ~ 昨日はちゃんと眠れましたか~?」
「あ、ハイ、おはようございます。 おかげさまでグッスリ眠れました。ありがとうございます。」
「それはよかったですね~ 朝ごはんも用意してますよぉ~食べてくださいね~」
「あ、ハイ すいませんありがとうございます。」
ここは現実か?朝ごはんまでご用意して下さる?なんでこんなに平和なの??
もしかしたらワタシは頭を打って意識不明になって、夢を見ているのかもしれない・・・
毎回、今、ココの現実を疑っていた。
どうせなら意識不明で重体になってたほうがいい。
今、ココが天国のほうがいい。
これ以上、ワタシが生きていても迷惑をかけるだけなんだから
頭の中で毎回、現実なのか夢なのか確認している自分がいた
そして・・・夕方になり・・・
シスターたちと一緒に初めての集会に行くことになった。
っていうか集会って何だろ?
牧師さんのお話かな?
どんなお話なんだろ~?
ちょっとワクワクしながら、でもそのワクワク感を見破られないようにクールに装っていた。
集会は、質素な大部屋にイスがたくさん並べられていた。
部屋の中央には教壇みたいなのがあり、「神は愛なり」という掛け軸がかけられていた。
ワタシはシスターに案内されて、教壇のまん前に座らされた。
何でこんな前やねん!と恥ずかしそうにキョロキョロと周りを見渡した。
いつのまにか、部屋中に人が集まっていた。たぶん50名近くいたのかもしれない。
そして・・・集会が始まり・・・
一人の男性が立ち上がった。そして、いきなり大声で叫びだした!!
えぇぇ~何よ?何が始まるの??やっぱりやばいんじゃない??
つづく・・・
つづきはこちら→『沖縄ヒッチハイク18』
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